眼精疲労

眼精疲労とは

目が疲れるという症状は誰もが一度は経験しているかと思われます。
多くの場合は休憩をとったり、一晩眠れば解消することがほとんどですが、それだけでは回復しない場合を眼精疲労と言います。
症状としては、眼痛、眼が重い、視界のかすみ、まぶしさ、充血、涙や目ヤニが出るなどの眼症状のほか、頭痛や肩こり、吐き気などの全身症状までみられることもあります。
なお、休息をとるなどして疲れがとれる症状は疲れ目です。

眼精疲労は、パソコンの画面を見続けるデスクワーク（VDT作業）やスマートフォンやタブレットの使用といった目を酷使する状態を長時間続けている方、度数の合わない眼鏡やコンタクトレンズを使用している方に多く見受けられます。
ただ、そのほかにも全身疾患に伴うものであったり、ストレス・不安などの心因性のものから症状が現れることもあるなど原因は多岐に渡ります。

治療について

治療を行うにあたっては、まず症状を起こす原因を特定し、判明したらそれを排除するようにします。
具体的には、眼鏡やコンタクトで度の合わないレンズを使用しているなら新たに作り直す、目の病気が見つかったら、その治療を行うなどです。
パソコンによる長時間作業が原因であれば、適度な休息をこまめに取りながら行うようにしてください。

眼精疲労には、これといった治療法はありませんが、ビタミン剤の配合された点眼薬や内服薬が有効な場合もあります。